物流改善Improvement of physical distribution
トヨタL&F近畿が考える物流改善とは
トヨタL&F近畿の基本理念は、「お客様、社員、会社は強い信頼関係で結ばれており、L&F事業を通じて産業社会とりわけ物流の効率化・コストの低減・安全に貢献するものである。」とあります。
物流改善のすすめ方
物流改善を実際に効率化やコスト低減につなげるには、トヨタ生産方式の考え方が必要になってきます。トヨタ生産方式を活かした物流改善を行うために一番大事なこと、それはお客様自身がトヨタ生産方式を理解し、実践しなければいけないということです。とりわけトヨタ生産方式における基本中の基本である4S、この4Sを実践することが最も大切です。
4Sの中に清潔という言葉がありますが、この「潔」は「いさぎよく」ということ。"潔く捨てる"、 "潔くやめる"、"潔く変える"ということがキチンとできないと4Sは定着しないということを意味します。そして1回だけでは意味がありません。継続的という言葉がつかないと4Sの精神にはなりません。
4Sができて次にムダの話になります。トヨタ生産方式における取組みの基本は徹底的なムダの排除です。
トヨタ生産方式における七つのムダ
- 作り過ぎのムダ
- 手待ちのムダ
- 運搬のムダ
- 加工のムダ
- 在庫のムダ
- 動作のムダ
- 手直しのムダ
これらのムダを1つずつ省いていく。改善は一気には進みません。一歩一歩、歩み続けることが大切です。これが当社が考える物流改善です。当社の物流のプロによる冷静な判断、分析、実践的なトヨタ生産方式のノウハウをもってお客様と共に物流改善が進められるようお手伝いさせていただきます。
まずは徹底した4Sから進めてみてはいかがでしょうか?
最後になりましたが「改善」の考え方
手段や形から入らない。
本来、ムダの排除に対する考え方があり、それに基いてムダは何処にあるかをそれぞれの現場に合った改善を図る事が大切。
- まずは無くせないか考えてみる
- 次に減らせないか考えてみる
- 変えられないか考えてみる
- そのやり方をやめられないか
- 代替えのやり方はないか
- 他の作業や工程にまとめることはできないか
- 作業や工程を逆にしたらどうなるだろうか